素材の断面を見せる|ファインフルートの引き出し式パッケージ
ロイヤルブルーの面の縁に、細く走る黄緑のライン。このパッケージでは、竹尾のファインフルートを採用し、素材の断面を意匠として見せています。
表面に模様を加えるだけでなく、素材がもともと持つ構造からブランドの表情を考える事例です。外箱、中箱、ロゴの色を合わせながら、縁のわずかな色の差が印象に残るように仕立てました。

素材設計|黄緑のラインは、素材そのものの断面
青い面の間に見える黄緑は、ファインフルートの断面です。普段は覆われることの多い部分を見せることで、箱の輪郭に細い線が生まれています。
広い面はロイヤルブルーで揃え、断面だけに異なる色が現れるため、色数を増やしすぎずに境界を示せます。角や縁をどのように見せるかまで、素材選びと一緒に考えています。

構造設計|引き出す動きで、面と断面が重なる
写真のパッケージは、外箱から中箱を引き出して開く構成です。閉じたときの端正な面と、引き出したときに重なる縁とで、素材の見え方が変わります。
中箱にも青を用いることで、開けた後も色の印象が続きます。ボトルを収める部分まで配色を揃え、商品とその周囲を一つのまとまりとして見せています。

加工の設計|青い面に、艶のある青箔を重ねる
ロゴには、ロイヤルブルーに合わせた艶のある青箔を採用しました。同系色を重ねることで、色の差だけではなく、光を受けたときの艶の差でロゴが見える設計です。
遠くからは青い箱の面が先に伝わり、近づくと箔や断面の細部に気づく。装飾の量を増やすより、見る距離や角度によって表情が変わることを大切にしました。

配色から考える、素材の活かし方
ロイヤルブルーと黄緑の組み合わせは、面全体に二色を使う場合とは違う印象になります。大きな青い面に対して、黄緑の面積を断面の細さに抑えることで、輪郭に視線が向かいます。
色を選ぶときは、色名だけでなく使う面積と位置も一緒に検討します。箱の色が与える印象とデザインでは、配色を考える視点を紹介しています。
この事例から広がるブランド表現
素材の断面を見せる考え方は、紙そのものの個性を伝えたい商品や、少ない色で印象をつくりたいギフトにも応用できます。表面、縁、内側を別々に飾るのではなく、一つの素材の特徴から全体を組み立てる方法です。
商品に合わせて展開する際は、断面の見える位置、箱の寸法、中材の収まりを実物で確かめます。写真の色だけで判断せず、紙と箔を組み合わせたときの光の変化も確認することが大切です。
制作事例の仕様
- 構造:外箱から中箱を引き出すパッケージ
- 素材:竹尾 ファインフルート
- 配色:ロイヤルブルーの面と黄緑の断面
- ロゴ:艶のある青箔
- 内側:ボトルの収まりを整える青い中材
- 設計の特徴:素材の断面を見せ、面・縁・箔の表情を組み合わせる
箱の構造から、商品の伝え方を考える
BOX TAILORでは、商品の形や贈る場面に合わせて、外装・中材・開封の流れを一緒に考えます。検討中の商品や伝えたい印象があれば、パッケージのご相談へお寄せください。製作までの進め方はオーダーの流れでご案内しています。
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