斜めのラインに沿って開く表紙が、ボトルを少しずつ見せるお酒用の貼り箱です。グレーの布目調の貼り紙と、近い色味の台座を合わせ、外から内へ印象をつなげています。
閉じた形だけでなく、途中まで開いた形にも表情を持たせること。さらに、瓶を取り出す動作まで整えること。この二つを、一つのパッケージで考えました。
縦型のボトルを、斜めのラインから見せる

開いた箱はボトルの背景となり、縦に伸びる容器の輪郭を受け止めます。表紙と収納部の関係を変えることで、正面から見える面積と、開封の途中で見える範囲を調整しています。
布目調の紙が、グレーに細かな表情を加える

外装はグレーの布目調の貼り紙です。織物を思わせる細かな模様が、光の角度によって陰影をつくります。色数を抑えることで、紙の表情とボトルの艶を合わせて見せる構成です。
どんな印象を色と素材で伝えるかは、箱の色が与える印象とデザインでも紹介しています。
開ける途中にも、見せる場面をつくる

表紙を少し開くと、ボトルの一部が現れます。すべてが一度に見える構成とは異なり、手を動かすにつれて見える範囲が変わる設計です。閉じた姿と全開の姿の間にも、撮影や商品紹介で使える表情が生まれます。
台座の色と取り出し用リボンまで整える

内側の台座にも、外装に近いグレーの紙を貼り合わせています。箱を開いたときに内側だけ別の印象にならないよう、色味を揃えました。瓶の注ぎ口付近には黒いリボンを設け、取り出す際の動作を助けています。
見せたい輪郭と取り出しやすさを考える際には、お酒の箱に合わせた中材の選び方も参考になります。
この設計を、別の商品へ展開するなら
斜めの境界線を商品やブランドのグラフィックにつなぐ、開いた表紙の内側に説明を配置する、といった展開が考えられます。何を先に見せ、何を後から見せるかを決めることで、形状の工夫を商品の伝え方へ結び付けられます。
仕様・設計のポイント
- 用途:お酒のボトル用パッケージ
- 構造:斜めの合わせ目を持つ開閉式の貼り箱
- 外装:グレーの布目調の貼り紙
- 中材:外装に近いグレーの紙を貼った台座
- 取り出し:瓶の注ぎ口付近に黒いリボン
- 着眼点:開ける途中の見え方と、外装・台座の色の連続性
箱の構造から、商品の伝え方を考える
BOX TAILORでは、商品の形や贈る場面に合わせて、外装・中材・開封の流れを一緒に考えます。検討中の商品や伝えたい印象があれば、パッケージのご相談へお寄せください。製作までの進め方はオーダーの流れでご案内しています。
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