上下二段を重ね、それぞれに印籠式を採用したギフト用の貼り箱です。閉じたときは一つのまとまりとして見え、開くと独立した収納部が現れます。
外装には、ほんのり黄色味を帯びた小花柄の特殊紙を使用しました。構造の重なりと、近づいたときに分かる柄や手触りを組み合わせ、手に取ってから見つかる表情をつくっています。
二段に分けることで、贈り物の組み合わせを考える

一段目と二段目が独立しているため、別々の商品を収めたり、用途ごとに分けたりする構成を検討できます。蓋を開く、上の段を持ち上げる、次の段を見る。収納を分ける構造が、贈り物に触れる順序にもつながります。
各段の印籠式が、閉じた姿を整える

各段に印籠式を用いることで、重ねたときの一体感と、開いたときの奥行きを両立させています。段の境界線や蓋の収まりが揃うと、装飾を増やさなくても箱の立ち姿が整います。
貼り箱のつくりを知りたい方は、貼り箱の構造と特徴をご覧ください。
遠くでは控えめに、近くでは小花柄を見せる

小花柄は遠目では無地のように見え、近づくと細かな模様が浮かぶ素材です。淡い黄色と控えめな柄が、やわらかい印象をつくります。わずかに感じる紙の手触りも、見た目だけでは伝わらない特徴です。
ロゴや印刷を大きく見せる方法に加え、貼り紙そのものの柄を使って印象をつくる方法があります。色が与える印象と合わせて考えると、目指す雰囲気を整理しやすくなります。
開けた姿から、収納の使い方を考える

本事例では収納部を空の状態で撮影しています。実際の商品に展開する際は、各段の深さ、商品の重さ、段を持ち上げる動作に合わせて中材や寸法を検討します。箱の外寸を決める前に、どの商品をどの順序で見せたいかを整理することが出発点になります。
この設計を、別の商品へ展開するなら
たとえばお菓子と小物を組み合わせるギフト、種類ごとに分けたい詰め合わせなどに応用が考えられます。上段と下段で貼り紙の色を変える、片方にメッセージを添えるといった演出も展開案の一つです。食品を収める場合は、個包装や接触条件に合わせて仕様を検討します。
仕様・設計のポイント
- 用途:ギフトパッケージ
- 構造:上下二段の重箱構造/各段に印籠式を採用
- 外装:淡い黄色味の小花柄特殊紙
- 着眼点:重ねたときの一体感、独立した収納、近づくと分かる柄と手触り
- 展開時の検討:各段の深さ・重量・中材・取り出し方
箱の構造から、商品の伝え方を考える
BOX TAILORでは、商品の形や贈る場面に合わせて、外装・中材・開封の流れを一緒に考えます。検討中の商品や伝えたい印象があれば、パッケージのご相談へお寄せください。製作までの進め方はオーダーの流れでご案内しています。
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