焦茶色の表紙を開くと、蛇腹折りの紙面が現れ、その奥に黒いボトルが収まるブック式の貼り箱です。側面のリボンをつまむ動作から、紙面をめくり、商品に出会うまでの順序を設計しています。
表面には控えめなゴールドのロゴ、内側にはゴールドのサテン布。閉じた姿の落ち着きと、開いたときの光の変化を組み合わせました。
縦型の姿で、紙面とボトルを並べて見せる

箱を縦に置いて開くと、左側に表紙と蛇腹の紙面、右側にボトルが並びます。商品を見せる場所と、背景を伝える場所を同じ箱の中に設けた構成です。掲載写真の蛇腹紙は無地で、ここへ説明やグラフィックを加えることが今後の展開として考えられます。
焦茶色の面に、小さな開封の合図を添える

外装には波打つような緩やかなエンボス感があり、光の当たり方で表情が変わります。焦茶色を大きな面で見せ、ロゴのゴールドをアクセントにしました。側面のリボンは、指を掛ける位置を示す小さな合図です。
素材と色の関係は、箱の色が与える印象とデザインでも紹介しています。
蛇腹の紙面が、見せる順番をつくる

天板を開いたあとに、さらに紙面をめくる動作が続きます。この一段階を加えることで、商品が姿を見せる前にも伝えるための場所を用意できます。たとえば製造の背景、土地の紹介、贈る相手への言葉を順に配置する使い方が考えられます。
構造を選ぶ際は、紙面を増やすこと自体を目的にせず、どの情報をどのタイミングで見せたいかを整理します。蛇腹部分とサテン布を組み込むため、製作工程も含めて仕様を検討する箱です。
金色の布で、最後に現れる一本を引き立てる

ボトルを収める中材にはゴールドのサテン布を使用しています。焦茶色の外装から明るい内装へ切り替わり、布の陰影の中に黒いボトルの輪郭が現れます。紙面、布、容器という素材の違いも、開封の流れを構成する要素です。
中材の選定については、お酒の箱に合わせた中材の選び方をご覧ください。
この設計を、別の商品へ展開するなら
製品の背景を伝えたい限定品、記念のボトル、作り手の言葉を添える贈答品などへの展開が考えられます。蛇腹に何を載せるか、何面で構成するかを商品企画と一緒に決めることで、箱の構造と内容をつなげられます。
仕様・設計のポイント
- 用途:お酒のボトル用パッケージ
- 構造:ブック式貼り箱/内側に蛇腹折りの紙面
- 外装:焦茶色・緩やかなエンボス感
- 意匠:ゴールドのロゴと側面のリボン
- 中材:ゴールドのサテン布
- 着眼点:開く・めくる・商品を見るという順序をつくる
箱の構造から、商品の伝え方を考える
BOX TAILORでは、商品の形や贈る場面に合わせて、外装・中材・開封の流れを一緒に考えます。検討中の商品や伝えたい印象があれば、パッケージのご相談へお寄せください。製作までの進め方はオーダーの流れでご案内しています。
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