開いた箱が、そのままボトルの展示場所になるように設計した貼り箱です。斜めの構造で商品の角度をつくり、蓋を背景として見せる構成にしました。
外装には微細な光沢感のある特殊紙、内側には黒いサテン布を使用しています。装飾の量を増やすよりも、ボトルの角度、周囲の余白、背景との関係を整えています。
開いた姿から、商品を見せる角度を決める

蓋を開くと、ボトルを斜めに見せる姿が現れます。ラベルや肩の形をどの位置から見てもらうかを考え、蓋と中材の関係を組み立てています。箱を開封したあとにも、商品紹介の背景として使うことを目指した構造です。
閉じた姿は、面と素材で整える

閉じたときは直方体の面が揃い、外装紙の控えめな光沢が見えます。開封後の複雑な形を最初からすべて見せず、静かな外観と開いた姿の変化を組み合わせました。
外装の印象を考える際には、箱の色が与える印象とデザインも参考になります。
斜めの線を、開閉できる構造へ落とし込む

斜めの構造は、図面上の見た目だけでは決まりません。開閉時に部材が干渉しないか、芯材の寸法が揃うか、開いたときに狙った角度が出るかを確認します。本事例では専用の抜き型や角度設計も含め、形を成立させる工程を重ねています。
素材や構造の基礎は、貼り箱の構造と特徴で紹介しています。
黒サテンの陰影で、ボトルの艶を受け止める

内装には黒いサテン布を用いました。布の折れや光の陰影が背景になり、その手前にボトルが現れます。中材は商品の位置を整える部材であると同時に、商品がどう見えるかを決める要素です。
この設計を、別の商品へ展開するなら
ボトルの限定品や記念品、展示と贈答を兼ねる企画などに応用が考えられます。蓋の内側にグラフィックを配する、商品の正面を向ける角度を変えるなど、見せたい特徴から形を検討できます。製品化時には、実物の寸法と重量に合わせた保持と安定性を確認します。
仕様・設計のポイント
- 用途:ボトル用ギフトパッケージ
- 構造:斜め構造の展示型貼り箱
- 外装:微細な光沢感を持つ特殊紙
- 中材:黒いサテン布
- 着眼点:ボトルの角度、背景としての蓋、周囲の余白
- 設計上の確認:開閉の干渉、芯材精度、展示時の角度
箱の構造から、商品の伝え方を考える
BOX TAILORでは、商品の形や贈る場面に合わせて、外装・中材・開封の流れを一緒に考えます。検討中の商品や伝えたい印象があれば、パッケージのご相談へお寄せください。製作までの進め方はオーダーの流れでご案内しています。
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